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2005.02.12

《ミサ曲口短調》 BWV232

バッハ通はよく、《マタイ受難曲》より《ミサ曲口短調》の方がすごい、
と言う。たしかに、「究極」とか「永遠」とかいう言葉が
いっそうぴったりくるのは、この《ミサ曲口短調》の方であろう。

この曲はラテン語の典礼文に作曲されているため、
けっして親しみやすいとはいえない。
だが私は、だからこそ歌詞を重んじて、
じつくりと聴きこんでほしいと思う。

きっと多くの発見があるはずだ。

たとえば、<クレド>だけを一週聞くりかえし聴く。
そこにはキリスト教の神学的エッセンスが集約されているから、
ここを征服すれば、他の楽章はもうこわくない。

私は<クレド>の核心に置かれた<降誕><受難><復活>
の3曲が、《ミサ曲口短調》の精髄だと思っている。

名演奏は数多いが、往年のリヒターの鋭さに匹敵するすばらしい
新緑音を、ブリュッヘンが発表した。
  バッハ:ミサ曲 ロ短調


オリジナル楽器には精神性が希薄だと思っている人があれば、
ぜひこの烈々たる気迫を聴いてほしい。


以上、J・S・バッハ 磯山雅 講談社現代新書より
  J・S・バッハ講談社現代新書

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コメント

本当ですか?。そうならうれしいですが。2つTBしちゃいます。

投稿 yurikamome122 | 2005.04.06 11:45 午後

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