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2005.02.08

フルート・ソナタロ短調 BWV1030

バッハがいくつもソナタを書いてくれているのだから、
フルートという楽器は恵まれている。

カンタータのパートの美しさではオーボエにかなわないが、
このロ短調のすばらしいソナタがあるからには、フルートの勝ちである。
これは、フルート音楽史上最高の名曲といっていいだろう。

この曲も、かつてはケーテン時代の作と考えられていた。
しかし近年ではライブツィヒ時代の新作という考えも強まり、
いずれとも断定できない状況である。

またこの作品は、フルートとチェンバロの右手、左手が、それぞれ独立した
声部をなしてからみ合う、いわゆるトリオ・ソナタの形をとっている。
これがオリジナルとして書かれたのか、それともトリオ・ソナタの原曲が
もともとあったのかについても、学者の意見は一致していない。

この曲などは、オリジナル楽器によって新たな視点が発見された作品の
ひとつだろう。やわらかで繊細なフラウト・トラヴェルソを使うと、
チェンバロとのからみが生きてくる。

またロ短調らしいニュアンスの深みや陰影も、現代楽器によるピカピカの演奏
には求められないほど、精彩を放ってくるのである。
有田正広さんの演奏を聴きながら、この曲の世界を見直そう。
  バッハ:フルートソナタ全集


以上、J・S・バッハ 磯山雅 講談社現代新書より
  J・S・バッハ講談社現代新書

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コメント

初めまして。romaniと申します。
バッハのフルートソナタで検索をかけていたら、このBlogに出会いTBさせていただきました。
私は、バッハのフルートソナタではハウプトとニコレ(新旧とも)が愛聴盤でしたが、有田さんのものも是非聴いてみようと思います。
今後ともよろしくお願い致します。

投稿 romani | 2005.02.22 05:59 午後

romaniさん。
コメントありがとうございます。
私は、音楽はずぶの素人ですが、何故かバッハを聴くと元気がでるというか、魂がゆすられるような感覚を覚えます。
これからもコメントよろしくお願いします。

投稿 ヘンリー和尚 | 2005.02.27 08:52 午前

初めまして。romaniさんのブログから流れてまいりました。
ニコレやグラーフの演奏で、バッハのソナタを聴いています。有田の演奏も持っていたような気がします。探して聴いてみますね。
TBさせていただきました。よろしくお願いします。

投稿 mozart1889 | 2005.05.31 05:07 午前

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