ゴルトベルク変奏曲
音楽史上、最大の大作なのである???
チェンバロ独奏曲。
演奏時間は、演奏家によってかなり異なるが、およそ85分。
チェンバロはイタリア語。ドイツ語ではクラヴィーアだが、
今となってはそれはピアノを指してしまう。
そこで、ドイツ語でもチェンバロ、と記してある本もある。
英語でほハープシコ-ド、フランス語ではクラヴサン。
籍の中に張られた弦を、鍵盤からの操作により、
鳥の羽根の骨でプチンとはじく。
オクターヴを同時に響かせたり、余韻を短くするなど、
多少の音色変化ほ可能だが、オーケストラという豪勢な
パレットに比べたら、しょせんは単彩(淡彩ではなくて)の
世界である。
その単彩で85分、というところが、すごい。
しかも、この曲ほなんと、「退屈」のために書かれたのだ。
退屈防止策を満載した大作に対し、これはモノスゴイことではないか。
これこそ、史上最大の「大作」たるユエンなのである。
退屈のため、とは何か。
不眠症の伯爵へルマン・力-ル・フォン・カイザーリンクさん
を眠りにお誘いするため、ということなのだ。
この方は、ドレスデン駐在のロシア大使だった由。
で、バッハが、ドレスデンの宮廷の主ザクセン公から
宮廷作曲家の称号を受けた折、陰ながらいろいろ尽力して
くれた方なのである。
この方はかなりナーヴァスな人だったらしい。
眠れない夜、隣室でクラヴィーア(チェンバロですよ)を
弾く演奏家を抱えていた。
その演奏家こそ、ヨハン・テオフィルス・ゴルトベルク
なのである。
あるとき、不眠症がひどくなってしまった。
で、バッハに曲を依頼した、といういうわけなのであった。
眠ってもらうための曲。
こんな曲が、またとあるだろうか。
音楽史上、最大の大作は、バッハの《ゴルトベルク変奏曲》なのだァ!
バッハ:ゴールドベルク変奏曲...
バッハの音符たち ―池辺晋一郎の「新バッハ考」― より
バッハの音符たち―池辺晋一...
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» 今日の一枚(バッハ/ゴールドベルグ変奏曲BWV988) [椀方のリスニングルーム]
(器楽曲) バッハ作曲 ゴールドベルグ変奏曲 BWV988 グレン・グールド: [続きを読む]
受信: 2005.01.30 05:58 午後

コメント
SoundBox と申します。
バッハで活力 とはいいですね。
私もバッハを聴くと元気がでます。
妻は、バッハを聴くと眠くなるといいますが・・・
でも、それは素晴らしい音楽だという証だと信じています。
ゴールドベルク変奏曲は、眠るためではなくて、眠れない夜を楽しく、快活にすごせるようにというのが本来だそうです。
妻は、よく眠れるといいます・・・
投稿 SOUNDBOX | 2005.01.25 04:22 午後
SoundBoxさん
はじめまして、ヘンリー和尚と申します。
バッハは本当に広く、そして深い音楽だと思います。
そうですか、眠れない夜を楽しく過ごすための曲なんですね。
素敵な情報、ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
投稿 ヘンリー和尚 | 2005.01.28 06:45 午後
はじめまして、椀方と申します。
BACHのゴールドベルグ変奏曲はチェンバロによる演奏がオリジナルですが、小生はピアノによる演奏も好きで最近はグレン・グールドの初期録音によるCDを愛聴しています。
バッハで心に活力を、とは素晴らしいですね。
P.S.最初に間違って無伴奏チェロ組曲のトラックバックを送信してしまいました・・・
不具合でしたら削除お願いします。
投稿 椀方 | 2005.01.30 06:06 午後