J・S・バッハ
いま、私の机の上に一冊の本がある。
タイトルの本である。講談社現代新書版、磯山雅著。
この本を近くのブックオフで購入してきた。
表紙のカバーには次のような一文が記されている。
人間を越えたものへバッハは、相手によってランクを落とすという意識の、
まったくない人であった・・・。これは一般の愛好家を意識して
サービスにつとめる同時代のテレマンの態度と、
好対照をなしている。要するにバッハは、音楽を人間同士が同一平面で行う
コミュニケーションとは考えていなかったのだと思う。
バッハの音楽においては神が究極の聴き手であり、
バッハの職人としての良心は、神に向けられていた・・・。神が聴き手だということになれば、音楽は人間の耳を
超えることができる。人間の耳にはとらえられぬ隠れた
意味を書き込んで、それを信仰のあかしとすることもできる。
それが次章で扱う「象徴」の問題である。バッハはこれによって、人間を軽視したのではなく、
おそらく人間の完成を志した。
人間を超えたものとの関係においてしか人間は
完成しえないことを、バッハは知っていたにちがいない。
――本文より。
なんと、鋭い考察だろか。
この一文で、今日からこのブログをつくることに決めたのだ(単純明快)。
そして、少しずつでもいいから、一歩ずつ人間の完成を目指そうと。
いままで、音楽はナガラ族として愛聴してきた。
「朝のバロック」や「バロックの森」といったFM番組を通じて、
ある程度バッハにも親しんできたが、
これからはもう一段の高みを目指そう。
バッハの作品や生き様を通じて、心にうるおいや活力を
取り戻したい。そして魂に褐を入れよう!(一曲入魂?)
さあ、皆さんをこれからバッハの神秘な世界へ誘います。
どうぞ、ご期待ください。
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