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2004.12.19

J・S・バッハ

いま、私の机の上に一冊の本がある。

J・S・バッハ講談社現代新書


タイトルの本である。講談社現代新書版、磯山雅著。
この本を近くのブックオフで購入してきた。

表紙のカバーには次のような一文が記されている。

人間を越えたものへ

バッハは、相手によってランクを落とすという意識の、
まったくない人であった・・・。これは一般の愛好家を意識して
サービスにつとめる同時代のテレマンの態度と、
好対照をなしている。

要するにバッハは、音楽を人間同士が同一平面で行う
コミュニケーションとは考えていなかったのだと思う。
バッハの音楽においては神が究極の聴き手であり、
バッハの職人としての良心は、神に向けられていた・・・。

神が聴き手だということになれば、音楽は人間の耳を
超えることができる。人間の耳にはとらえられぬ隠れた
意味を書き込んで、それを信仰のあかしとすることもできる。
それが次章で扱う「象徴」の問題である。

バッハはこれによって、人間を軽視したのではなく、
おそらく人間の完成を志した
人間を超えたものとの関係においてしか人間は
完成しえないことを、バッハは知っていたにちがいない。
        ――本文より。

なんと、鋭い考察だろか。

この一文で、今日からこのブログをつくることに決めたのだ(単純明快)。
そして、少しずつでもいいから、一歩ずつ人間の完成を目指そうと。

いままで、音楽はナガラ族として愛聴してきた。
「朝のバロック」や「バロックの森」といったFM番組を通じて、
ある程度バッハにも親しんできたが、
これからはもう一段の高みを目指そう。

バッハの作品や生き様を通じて、心にうるおいや活力を
取り戻したい。そして魂に褐を入れよう!(一曲入魂?)

さあ、皆さんをこれからバッハの神秘な世界へ誘います。
どうぞ、ご期待ください。

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